機関誌
国際デーって何?
機関誌2020年10月05日
国際デーとは何かご存知ですか?
国際機関によって定められた記念日で、毎年定められた日に、特定の事項に対して特に重点的問題解決を国連をはじめ全世界の団体・個人に呼びかけるための日のことです。
今回は医療に関する国際デーを紹介したいと思います。
『2月4日 世界対がんデー』
毎年2月4日にがんへの意識向上と予防、検出、治療への取組を促すために定められた記念日です。世界対がんデーにおいては、がん患者への支援を示すため、様々な活動が行われています。
『3月24日 世界結核デー』
世界保健機関(WHO)が結核根絶への誓いを新たにするために、1997年の世界保健総会で制定した日です。ドイツのロベルト・コッホが結核菌を発見し演説した日である1882年3月24日にちなんで、毎年3月24日を世界結核デーとしました。
結核は未だに世界で最も恐るべき感染症です。世界では毎日4000人以上が結核で命を失い、3万人近くが罹患しています。2000年以降、世界的な努力の結果、推定で5800万人の命が救われています。
2020年の世界結核デーのテーマは、『It’s time』でした。
『5月12日 国際ナースデー』
看護師の社会への貢献を称える目的で毎年5月12日に国際看護師協会により1995年に設置された国際デーです。5月12日は、フローレンス・ナイチンゲールの誕生日である。 今年のテーマは「 Nurses: A voice to lead – Nursing the World to Health(看護師:主導する声 – 世界を健康にする看護)」でした。
『6月14日 世界献血デー』
毎年6月14日に世界中の国々で行われています。2004年に始まったこの行事は、安全な血液や血液製剤の為の需要の認識を高め自発的な(英語版)血液の救命的な提供を献血者に感謝することにあります。
『7月28日 世界肝炎デー』
B型肝炎・C型肝炎の世界的認識を高め、予防・検査・治療を促進することを目的とした国際記念日です。毎年7月28日に開催されています。 全世界でおよそ5億人がB型肝炎もしくはC型肝炎に罹っているとされ、これは世界中で12人に1人が肝炎を発症していることを意味しています。
2008年に行われた世界肝炎デーのキャンペーンタイトル「World Hepatitis Day Am I Number 12?」はこの事実に由来しています。治療をせずに放置すると、肝炎は肝硬変や肝臓癌、肝不全といった合併症を引き起こします。多くの人は肝炎よりもエイズに感染することを心配しているが、実際には毎年150万人がB型肝炎もしくはC型肝炎が原因で死亡しており、その数はエイズによって引き起こされる死亡者数よりも多いとも言われている。
『9月28日 世界狂犬病デー』
ヒトおよび動物における狂犬病の影響について注意を喚起するとともにその予防法についての情報と助言を提供し、個人や組織体が全地球的な病因を排除するための手助けを行うことを目的としており、狂犬病の啓発活動や犬への予防接種の取り組みが毎年実施されています。
2020年5月に14年ぶりに国内で狂犬病の発症が確認されました。
ヒトおよび動物における狂犬病の影響について注意を喚起するとともにその予防法についての情報と助言を提供し、個人や組織体が全地球的な病因を排除するための手助けを行うことを目的としており、狂犬病の啓発活動や犬への予防接種の取り組みが毎年実施されています。
『11月14日糖尿病デー』
11月14日で、インスリンの発見者フレデリック・バンティングの誕生日に当たります。国際糖尿病連合(IDF)とWHOが1991年に制定し、2006年12月の国連総会で公認されました。
当日は世界各地でブルーライトアップを灯す行事が行われています。日本でも様々な場所でブルーライトアップのイベントが行われます。世界糖尿病デー前後には糖尿病に関するイベントやシンポジウムなどが開かれています。
『12月1日 世界エイズ・デー』
世界規模でのエイズ蔓延の防止、エイズ患者やHIV感染者に対する差別・偏見の解消を目的とし、1988年に世界保健機関により定められた国際記念日(国際デー)です。毎年12月1日が世界エイズデーとされています。